クローブは、現代の私達には香辛料としてなじみの深い植物です。釘型の蕾を乾燥させて作られるクローブのスパイスは、16世紀以来ペッパー(コショウ)と並んで、貿易品として重要な地位を占めてきました。インドカレーにおいては、シナモン、カルダモンと並んで欠かせない「ホールスパイス」の1つとなっています。
クローブは、古くから医療特性のために珍重されてきた植物でもあります。特に伝統的に歯痛の治療薬として用いられており、中国では、クローブの蕾を噛んで、歯の痛みを和らげるのに使っていました。現代でも、歯磨きの原料として使われており、市販されているチューブ入り歯磨の中には、クローブの香りを感じるものがたくさんあります。また、強い殺菌作用があることから、伝染病の治療にも使われてきました。モルッカ諸島にオランダ人が進出した際、現地のクローブの樹をたくさん切り出してしまった後、多くの疫病がはやったと言われています。
香水の原料やリキュールの香り付けにも使用されています。
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